Dr.Lukeの一言映画評:『国宝』

観てまいりました。三時間近くの長尺にしてかなり深いテーマ、血筋と芸力の葛藤、そして悪魔との契約。芸を極めるためには多大な流血と悲しみの代価が必要、その犠牲の供え物の上に「国宝」が存在する。

歌舞伎はかなりディープに日本人の深層集合無意識に切り込んでくるのでは?と感じた。もっと言えば、怨念の世界だ。芸の菊坊の原点には雪の中で〇される任侠道の父親の姿がは焼き付いている。タナトスの追求だ。血の俊坊は父親に裏切られてエロスへの逃避。フロイト的なエロスとタナトスの葛藤とも言える。

しかし吉沢亮&横浜流星W主演と言うことで、おBBたちとJK&JDたちの客層の混合具合が面白かった。彼らもかなり稽古したらしいが、役者としての表現力は大したものだ。歌舞伎役者から見たらどんな風に見えるのだろうかと思った次第。

最後の方のシーン、女性カメラマンと「国宝」の会話はジーンとくるものがあった。ネタバレになるので書かないが、救いを感じた次第。

00votes
Article Rating

是非フォローしてください

最新の情報をお伝えします

Subscribe
Notify of
guest

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

0 Comments
Oldest
NewestMost Voted
0
Would love your thoughts, please comment.x
()
x