男たちよ、ダイエットなんかやめて、腕立て伏せをしろ!
- 2008/05/02 07:09
- Category: 意見
と題する対談記事が『サンデー毎日5月4・11号』にあった。あの作家椎名誠氏(←)と気鋭の脳科学者茂木健一郎氏(→)。このふたり写真を見ると典型的なおじさんで、よく似ている。椎名さんはけっこう締まっているが、茂木さんはかなりメタボタイプであろうかと。で、こう言っている:
椎名:良くないのは、ジムのトレーニングマシンだとか、通販で売ってるわけのわかなんない機械で筋トレするヤツですね。機械の上で身体を動かしていると、人間が遊ばされているような感じがぬぐえない。対等じゃないというかね。・・・ひとつはマシンを使うことの異物感かな。・・・肉体を使う競技はすべて原点は命がけのものだったはず。そこへいくとマシンを使って安全な環境で筋肉を鍛えるのなんて、なんか情けないようねぇ。ジムに通って、猫一匹も捕まえられないでしょ。
茂木:実は僕も、だいぶ前にジムに通ってたことがあるんですけど。・・・すぐやめましたけどね(笑)。そこで筋肉を鍛えている人たちの顔が、よろしくないんですよ。木こりの人が大木を切るために腕や腰に筋肉をつけてゆく姿は美しいんだけど、ふだん何の命の危険にもさらされていないサラリーマンが、近代的マシンでぶよぶよ筋肉太りしている姿は、少しもカッコ良くなかった。・・・筋トレがある種、ファッション化していますよね。
椎名:嘆かわしいよね。マサイ族の肉体を見なさい。彼らは野生の象に石を投げてが逃げるっていう、都会人に考えられないリッチな遊びをして暮らしている。そういう豊かな環境で歴史を築いた人たちと接したら、マシンで作った筋肉なんて、見られたもんじゃないですよ。
う~ん、まさに私に当てはまるが、私は茂木さんよりはカッコいいと思うし、そもそも筋トレは猫を捕まえるためでも、象に石を投げるためでもないのだが・・・。