半夜-良寛
- 2013/06/27 20:58
- Category: 漢詩
- Tag: 漢詩 良寛
この世は所詮、浮世狂言・・・。自分も振り返ると五十有余年生きてきたが、人間世界は善も悪もみな夢の如し。此の山の中の小屋の外は、黄梅の時期の夜雨がしとしと、わがみすぼらしい窓に降り注ぐだけだ。
首を回らせば五十有余年
人間(じんかん)の是非は一夢の中
山房 五月 黄梅の雨
半夜蕭蕭として虚窓に灑そそぐ
人間(じんかん)の是非は一夢の中
山房 五月 黄梅の雨
半夜蕭蕭として虚窓に灑そそぐ
Dr.Luke的日々のココロ
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この世は所詮、浮世狂言・・・。自分も振り返ると五十有余年生きてきたが、人間世界は善も悪もみな夢の如し。此の山の中の小屋の外は、黄梅の時期の夜雨がしとしと、わがみすぼらしい窓に降り注ぐだけだ。
空気が冷たい、風の音がさらさらと鳴る。鳥は鳴き、鶯は友を求め最後の声を振り絞る。そんな晩春の朝を楽しんできた。