この国のゆくへ-米国第51番目の州へ-
- 2015/10/20 20:32
- Posted by Dr.Luke Karasawa (唐沢治)
- Category:社会
- Tag:TPP
TPPについてNHKでは関税がどうのこうのしか報道していない。ホント、御用放送局だ。
一番の問題は、一種の不平等条約であること。要するにアメリカ国内では条約よりも国内法が優先されるが、ニッポンではその逆。つまりニッポンの国内法を超えて、アメリカがニッポンに介入できるということ。これで開国以来、米の対日政策により4回去勢されたニッポンは、究極的に植民地化されるわけ。まあ、中国の特別自治区になるよりはマシかも。ただ、下手すると医療費が盲腸のオペで500万とかなりかねないわけで・・・。要するに寿司屋方式になるのだ。カネのある者は松とね。
ニッポンの平和ボケもこれでチェックメイトだ。1,300兆あるとされる個人金融資産のうち700兆程度はすでにアメリカの国債に充填されている。が、アメリカはさらにむしる意図だ。ドルが暴落すればそれは単なる紙切れ。それでなくともそれは返って来ない、というか返すツモリがない。しかも、もともとその数字は単なる帳簿の上の数字。現ナマはもともとないのだ!日銀の紙幣発行残は80兆程度。信用創造というカラクリ(無限等比級数の公式)で膨らんだだけ。
かくのごとくすべてはフェイクなのだが、国民さまはマインドコントロールされて、その数字を”信じて”いる。が、そのカラクリに全国民が気がついて、すべての預金者が銀行で現金を下ろそうとすると、いわゆる取り付け騒ぎとなるから、その際は預金封鎖。要するに国民には正しい情報を与えず、そこそこの生活とグルメと娯楽(Sports・Sex・Screen)を与えておとなしくオネンネしていてね、というわけ。
で、見ものはニッポンの1,100兆円(簡単に言うと、年収500万の家庭が1億1千万のローンを抱えている状態)、アメリカの1,800兆円の財政赤字をどうチャラにするのか、だが・・・。この辺でキナ臭さが漂うわけ。