Dr.Lukeの一言映画評:「鬼滅の刃」無限列車編

あのタイタニックを超えるとかで、ちょっと観てまいりました。

第一印象は、疲れた~。要するに闇の勢力が超自然的な再生力を駆使して、無力な人間に攻撃する。人間はその不条理の中で「鬼になれ」との誘惑に打ち勝つも、肉体は滅ぼされる。闇の勢力が恐れるのは朝の陽光であり、しかし人間は彼らのテリトリーである闇の中で鬼と戦う。当然のこと哀れにもやられてしまう。

人は脆いが愛おしい存在である。その脆さを訓練により克服しようとするも、壁は次々に出現し、強敵と対峙する必要がある。その中でも人は前進し続ける。そしてその努力を知って最後に褒めてくれる存在が母なのだ。人は母の「よくやったね」の一言を得て慰めを受ける・・・。というモチーフかな。

これ、ある意味で生に対する絶望的実存状況を描いている感じだ。生まれたくて生まれたわけでなく、死にたくて死ぬわけでもない、生自体が不条理であり、その中で到底かなわない闇の勢力と戦い続けるため、己に打ち勝つべく、たゆまい努力をしなさい・・・というメッセージと感じられる。

うーむ、救いがない💦

これが世界的ヒットとは、いかに世の中が渇いているかの証拠か?

対して主イエスは言われた:

「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽いからである。」

「これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」

この映画を観た後、改めてホッとする言葉ではないか・・・・。

追記:あとね、人は無意識を刺激されると、夢か現実かの区別もできなくなるとも。確かにね、世は夢芝居、浮世狂言ですから。

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