iDLE UTTERANCE
Dr.Luke的日々のココロ

- 引用聖句:1Pet 2:9;2Pet 1:3-4;Luke 9:41;11:29-32;John 6:54-56;Lev 17:11;John 17:6;11-12;8:24;28;Tit 3:5 etc.
- 次回:2023年2月5日(日)
- 場所:NATULACK石川町元町店3F
- 時間:13:00-16:30
- プレイヤーMTG:しばらくお休み
- セレブレーションのライブ録音DVD:希望者にお分けできます。1ヶ月分、3,000円(原則4DVD);あるいは希望のタイトル1枚1,000円にて。ご注文はオンラインショップへ。

こんな記事が流れてきた。

2011年の記事を以前の記事を採録しておこう[1] … Continue reading。そこで高校数学の復習を。ローンの考え方は等比数列の応用だ。かつてアメリカではいわゆるサブプライム問題が起きた。年収300万の者が5,000万とかの物件をローンで購入した(させられた)のだ。これがいかに無謀なものか、次の計算で確認してほしい。
今、N万の物件を購入するとき、銀行から全額n年ローンで借り入れたとしよう。銀行はもしこれをn年間、金利rで運用していれば、n年後には
$$N(1+r)^{n} ……①$$
となる。
一方、借り入れた側は、年にa万円ずつ年末に返済するとする。初年度返済するa万はn年後には $$a(1+r)^{n-1}$$ に増加しているはず。翌年度のa万円はn-1年後に $$a(1+r)^{n-2}$$ 万円、・・・最終年度にはa万のままだ。すなわち、もし預金で運用していたら、
$$a(1+r)^{n-1}+a(1+r)^{n-2}+・・・ +a(1+r)+a$$
$$=\frac{a((1+r)^{n}-1)}{(1+r)-1} ……②$$
になるわけ。
そこで貸し手側の①と借り手側の②がバランスするように返済額aを決めればよいから、
$$\frac{a((1+r)^{n}-1)}{(1+r)-1}=N(1+r)^{n}$$
をaについて解くと
$$a=\frac{Nr(1+r)^{n}}{(1+r)^{n}-1}$$
と毎年の返済額が決まる。ちなみに借入額N=5,400万、r=0.06(6%)、n=30年として計算すると、
$$a=\frac{5400\cdot 0.06\cdot (1+0.06)^{30}}{(1+0.06)^{30}-1}=392.3$$
これを月になおすと、なんと32.7万円だ!要するに5,400万に対して返済総額は392.3×30=11,769万円。つまり1億2000万近く!
実はこれ、バブルの時の私の状況だったわけ(その後、証書を確認したら、実際は金利7.5%、借入額は5,510万円だったことが判明した・・・💦)。あの頃はこれだけ返済しても、金利の上昇で、年度末には未払い金利が100万近く積もって愕然としたものだ。おそるべし、住宅ローン!幸い、その後は低金利がずーっと続いているわけで、楽になった次第。
考えてほしいのだが、もしこれだけの返済をして、物件がこの総額未満になると見込めば、人々は購入などしないだろう。これがいわゆる不動産不況だ。インフレ率をr’として5,400万の物件は30年後に $$5400\cdot (1+r{}’)^{30}$$ になるから、
$$5400\cdot (1+r{}’)^{30}>12000$$
を解くと
$$r{}’>0.02$$
となる。つまり2%以上のインフレがないと、不動産は動かないのだ。ところが今はデフレ! しかもどぜう首相は所得税を上げると・・・(2011年のこの決定で安倍も消費税上げに追い込まれた)。一言、バカだ。東北の復興資金をねん出するためになら、アメリカの国債が80兆程度あるし、その金利だけも2-3兆はあるはず。これがどこへ消えているのか分からないのだ(100年償還の国債を発行すればよい。国債は国民の借金ではなく、資産となる。詳細はこちらを)。いざとなったら、米国債を売れよ・・・・と言いたいが、これをすると橋本さんの二の前になることを彼らは知っているのだ。
かくしてニッポンは何もなし得ず、国民様から搾り取ることしか考えていない。これで終焉を迎えつつあるわけ。最近何と、わがマンションのJALの機長さんが引っ越ししてしまった。わがマンションにはJAL関係者がけっこういるのだが、まさかあのニッポンの象徴JALが・・・以下略。
銀行は信用創造というカラクリで、例えば100万あったら、s=0.1(10%)を残して(準備金)、90万を貸出し、次も10%を残して81万を貸出しと繰り返すと
$$100+100(1-s)+100(1-s)^{2}+\cdot \cdot \cdot+100(1-s)^{n}+\cdot \cdot \cdot$$
$$= \frac{100}{1-(1-s)}=\frac{100}{s}$$
すなわち準備率s=0.1のとき、100/0.1=1000万になるのだ。銀行家はつねに現ナマを見ているのではなく、それを1/s倍した幻想を見ている。現に日銀発行残高は75兆程度だが、個人金融資産は1,200兆。普通預金でさえも300兆ある(2011年当時。現在は紙幣残高は120兆、個人資産は2千兆を超え、普通預金も400兆、企業の内部留保も500兆くらいあるらしい)。が、これはあくまでも帳簿上の数字。みんなが預金を取り崩そうとすれば、たちまちパンクする。これが信用クラッシュだが、これがまもなく起ころうとしている。そのとき政府は銀行口座を凍結するであろう。
みなさん、もしかしたら、今のうちに引き出して現金化した方がよいかも知れない。そして来たるべき近未来では、国の借金1,000兆をチャラにするために、ハイパーインフレを目論むかもしれない。というか、これしか策はないのだ。カネで持つのではなく、何か資産価値のキープできるブツに変えた方がよいかもだ・・(2011年当時、私も藤巻氏などのようにザイセイハタン論者だった。しかし、今のデフレで価値を生み出す能力(供給力)が毀損すると、マジでジンバブエ状態になりかねないところに来ている。つまりマネーはあっても生産力がないから、マネーの価値が担保できなくなるのだ。こうなるとハイパーインフレもあり得るわけ)。
そして面白いことは、主イエスご自身が金利の話をされている(Matt 25:27)。土の中にタラント(1タラントは6,000デナリ、当時のローマ兵の年俸は300デナリだから、20年分だ!)を埋めておいて、あなたは撒かないところから刈り取る過酷な方だから、と主人を責めた愚かな僕に対して、主は銀行に預けておくべきだった、と叱責されている。当時はまだ信用クラッシュは考慮されていなかったのかもしれないが、現在、もし主イエスが地上におられたら、はたしてこの不忠の僕になんと言って叱責されることであろうか?
そしてローンの真実を語るが、借り手の全員が完済することは原理的に不可能なのだ。なぜか? 今、10人の人がいたとして、まだマネー流通はない状態とする。ここで銀行が融資することで10人の間にマネーが回る。つまり銀行は万札を貸すのではなく、それぞれの口座に100万と記入するだけ。これが互い口座を巡るのだが、その総計は1,000万だ。そしてこれを返済するには労働してその流通マネーを得る必要がある。仮に平等にそれぞれが100万を得たとしても、それは元本分だけ。金利分はそもそもない! つまり金利分は誰かが破綻した分を他の者で分けるのだ。要するに椅子取りゲーム。これが現実である。
まことにマネーとは幻想。大衆の頭の中でそれに価値があると信じ込んでいる間だけ機能する。例えばゴールドとリンクしていたとしても、ゴールドに価値があると皆が思っているだけだ。極論すれば、みんなが信じていれば葉っぱでもいいわけだ。昔話にあったと思う、賢明に集めた金も目が覚めたら葉っぱだったと。まことに世は浮世狂言でございます。

- 引用聖句:1Pet 2:9;2Pet 1:3-4;Col 2:9-10;John 6:29;1John 1:3;Acts 17:28 etc.
- 次回:2023年1月29日(日)
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かつて学生さんに、センセイ、『ワンピース』みたことあります?と聞かれて、ないと答えると、センセイ、人生半分失ってますよ、と。また『スラムダンク』は?と言うので、それもないと答えると、同じ回答が。それじゃ、ぼくは人生全部失ってるじゃん、と。
そこで本日、人生を半分挽回するために観てまいりました。
いつも江ノ電の鎌倉高校前脇踏切に写真を撮る人だかりがあるので気にはしていた。感想は、いや、アニメとバカにしていたが、これがなかなかのデキ。ストーリーも映像もリアルで、つい手に汗握るモードに。ラストは感動・・・という次第。江ノ島のおなじみの光景が展開して、これも身近に感じられてよかった。

ちなみにわが次女はぼくより身長があり、高校時代はバスケ選手として国体に出場した。大学ではバスケ部部長もしていたのだが、ぼくはバスケには中学時代のトラウマがあるので、なんでぼくの娘が?と思っていたわけ。バレーの栗原恵と木村沙織を足して2で割ったイメージで、この写真などは親からみても間違える。バイト先では客がなんでここに栗原が?とひそひそされたらしい。今は三人の母となってますが。
多分、若者はこういった人間の連帯と感動に飢え渇いているのでは?と思った次第。また人生、最後まで諦めるな!とのメッセで励ましを受けるのだろう。
極私的にはこれでまた江ノ島が楽しくなるかな😎

東京裁判が終わり対日講話がなされたのが1952年、その数年後ぼくは大森に生まれた。その頃の東京下町はまだ戦争の傷跡が残り、白い着物をまとった手足のない傷痍軍人があちこちに見られた。映画の『三丁目の夕日』や『20世紀少年』の世界そのものだった。

GHQの刷り込みで「アメリカは自由と平等にして正義の国;日本は天皇マンセーで断罪された国」、「アメリカいいもん;ソ連悪もん」の単純な二元論的世界観に生きていた。学校給食はパサパサのコッペパンとまずいマーガリンと味のない脱脂粉乳。アメリカ軍の残飯だと言われた。
TVは「ララミー牧場」、「ローハイド」、「名犬ラッシー」、「宇宙家族ロビンソン」、「コンバット」、「逃亡者」など、アメリカのドラマばかり、キラキラしていた。
その後、60年代のケネディ暗殺・安保闘争・ベトナム戦争・月着陸、70年代の荒んだヒッピー文化・しらけ文化;一方ではモーレツ経済成長、80年代の黄金期バブルで「ジャパン・アズ・ナンバーワン」、90年代のバブル崩壊・ゼロ経済成長・阪神地震・サリン事件、2000年代に入って911や311、緊縮財政による経済停滞少子高齢化社会。そして今コロナ騒動、ウクライナ戦争と。
まあ、こうしてみると昭和はボラティリティ(変動幅)が実に大きいが、平成はその名のとおり平板な時代、そして令和は「和を令」される時代だ。あらゆることがデフレ化し、縮小均衡へ向かう縮み志向社会。ちなみに最近の若者は風呂なしの築5,60年の家賃3万ほどのアパートを好むらしい

80年代にアングラで言われていたディープステイトなどのシカケが2000年代に入って911やワクチンで表に現れてきた。白い連中の国家と白いキリスト教のヤラセや欺瞞も暴かれている。極私的には20年くらい前からGHQのWGIPによる刷り込みに気づき始めたが、ここへきてようやく真相の深層が見えてきた。911以降は特にだが、当時、現代は壮大なフェイクを見せられているとブログに書いている。
一方でまことにソロモンが言う通り、知識が増すと憂いも増すとあるとおり、この国のゆくへはどうなるのかと思うところ。敵の仕掛けた舞台装置の上で踊らされているだけの国、一応主権国家とされるも、岸田のアホヅラで分かる通りアメリカのポチである。リバイバル音頭を踊りたいニッポンキ業界には何らの実質的影響力もなく、過疎化限界集落に落ちぶれている。これが四回去勢を受けた国家の現状である。
覚醒が必要だ。緊縮財政による経済停滞も主権喪失も真実を知らないことによる。知識の欠如によってわが民は滅びる、と聖書にあるとおり。GPS(God Positioning System)により自分の現在位置と向かっているベクトルを知ること。そのベクトルも必ずしも自由意志で選んではいないのだ。巧妙に誘導された結果、現在の様を呈している。
世は所詮浮世狂言であるが、その人生ゲームにおいて何に導かれるのか。聖書では諸霊(ストイケイア)とか時代の霊(アイオン)と呼ばれているが、これはいわゆる「世間の風」とか「社会の空気」(山本七平)として感知される。今のニッポンは糸の切れたタコ、風の吹くままにふらふらと、あるいは波に揺られるクラゲ、その象徴がポチ面の岸田である。対して安倍は一応自覚はあったのかもしれない。
かくして聖書予言的にはあらゆる領域で終わりの時代の兆候を見ることができる。ノンクリの方々には話が飛躍し過ぎで、ほぼ妄想話であると思うが、「イエシュアは戻る」というのがわれわれの信じるところだ。最終的にはその時に真の正義と平和が実現する。それまでこの国にはどんな存在意義があるのだろう。単なる生存舞台としての国家なのか、あるいは一部のクリが言うように、ユダヤの血を引く聖書的意義を持つ国なのか。正直これが今でもわからない。
・・・・が、とりあえず僕は今日も生きるわけで。

世事 都て訛たり 一石
當年 風貌 細腰(さいよう)多し
浮客 時を痛む 髪己(すで)に皤(しろ)し
何(なん)ぞ人生に耐えん 胡蝶の夢
今に到り識(し)る可(べ)し 事都(すべ)て訛(か)なるを
※訛=フェイク

東京裁判の法源は国際法ではなく、マッカーサーの「チャーター」に過ぎない(☞マッカーサー関連過去記事群)。その彼が朝鮮戦争でトルーマンに更迭され、対抗するために述べた自身の言葉で大統領への道も絶たれた。これは彼の最後の良心の吐露であったと思う。今、パール判事の判決が光る時代へと転機すべき時が来ている。
本書で渡部昇一氏は東京裁判は政治による復讐ショーであるとし、その理由は中世の騎士道を知らない新興国家アメリカ・プロテスタントの精神性の低さによると喝破している。現在でも福音がショービジネス化していることもむべなるかなである。根底にアメリカキリスト教の病理が潜むのだ。

かくしてマッカーサー自身、東京裁判の「二度と戦争を起こさないために裁く」という大義名分が無意味であることを認めるのだ。つまり法源である自身の判断の誤りを告白する。朝鮮戦争で骨身に沁みたのは、真の敵は日本ではなく、中国・ソ連であったのだと。これが”It’s doesn’t work.”の真意である。
しかし、日本の特に左系の連中はGHQにへつらい、その利権を得て勃興した者がいた。メディアもGHQによる統制により言論空間が歪んだことは江藤淳が『占領軍の検閲と戦後日本 閉された言語空間』において分析している。近々の書としてはケント・ギルバードの『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』が読みやすい。日本基督教団なども姑息にもGHQに媚びて生き延びたわけ。現在もGHQによるMC(War Guilty Information Program)によってニッポン人の精神はマヒしている。その象徴がこのバカ面(ポチ面とも言う)である。

米の病理はインディアンを虐殺した事実を抑圧し、自己欺瞞を正義と自由平等の標語で隠蔽。これがマッカーサーのように自我分裂として表出する。ブッシュ親子の戦争でもウクライナへの干渉においても言える。「中東の春」なども米の病理的干渉で悲惨なことになっている。たいてい「正義」を唱えるところには国家においても個人においても自己欺瞞が潜んでいるものである。この時、同じような事を繰り返し行うが、これを精神病理的には強迫反復と呼ぶ。
東京裁判では戦勝国側の犯罪はキーナンにより一切不問とされた。A級戦犯は「平和に対する罪」なる事後法によって裁かれたが、もっとも問われるべきは罪なき一般人を30万人も核で焼き殺した米国、これこそが平和のみならず、人類に対する本質的な罪である。
東京裁判についてはマッカーサー以外にも次のような証言がある:
・マッカーサー-はい。太平洋において、我々は、彼らを回避して、これを包囲しました。(中略)・・・日本は産品がほとんど何もありません、蚕(絹産業)を除いて。日本には綿がない、羊毛がない、石油製品がない、スズがない、ゴムがない、その他多くの物がない、が、その全てがアジア地域にはあった。日本は恐れていました。もし、それらの供給が断ち切られたら、日本では1000万人から1200万人の失業者が生じる。それゆえ、日本が戦争に突入した目的は、主として安全保障(security)の必要に迫られてのことでした。
・ウィロビー将軍-この裁判は歴史上最悪の偽善だった。こんな裁判が行われたので、自分の息子には軍人になることを禁じるつもりだ。日本が置かれていた状況をと同じ状況に置かれたならば、アメリカも日本と同様に戦争に訴えていたに違いないと思うからである。
・レーリング判事-国際裁判所が正義に基づいて処罰を加えることを求められているにもかかわらず、自ら正義の法理を適用しているか否かを審査する機能や義務さえ与えられないで、単に戦勝国の最高司令官の定めた法規を適用しなければならない。かようなことを本裁判所が認めるとすれば、それは国際法のためにこのうえなく有害なことをしたことになるだろう。
・フーバー-もしわれわれが日本人を挑発しなかったならば決して日本人から攻撃を受けるようなことはなかったであろう。
・リンドバーグ-ドイツ人がヨーロッパでユダヤ人になしたと同じようなことを、われわれは太平洋でも日本人に行ってきたのである。・・・地球上の片側で行われた蛮行はその反対側で行われても、蛮行であることには変わりがない。「汝ら人を裁くな、裁かれざる為なり」。この戦争はドイツ人や日本人ばかりではない、あらゆる諸国民に恥辱と荒廃をもたらしたのだ。
・ライシャワー-軍事法廷はかく裁いた。だが歴史は、それとは異なる裁きを下すであろうことは明らかである。
・プライス(米陸軍法務官)-東京裁判は、日本が侵略戦争をやったことを懲罰する裁判だが、無意味に帰するからやめたほうがよかろう。なぜならそれを訴追する原告アメリカが、明らかに責任があるからである。ソ連は日ソ中立条約を破って参戦したが、これはスターリンだけの責任ではなく、戦後に千島、樺太を譲ることを条件として、日本攻撃を依頼し、これを共同謀議したもので、これはやはり侵略者であるから、日本を侵略者呼ばわりして懲罰しても精神的効果はない。
そしてパール判事こうまとめた:
時が熱狂と偏見をやわらげたあかつきには、また理性が虚偽からその仮面をはぎ取ったあかつきには、そのときこそ、正義の女神は、その秤を平衡に保ちながら、過去の賞罰の多くに、そのところを変えることを要求するだろう。

- 引用聖句:Heb 1:3;11:3;Phil 4:13;Luke 1:37;Matt 8:8;14:28;Esther 8:8Col 2:7-10;1John 1:3;2Pet 1: etc.
- 次回:2023年1月22日(日)
- 場所:NATULACK石川町元町店3F
- 時間:13:00-16:30
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これはかつてリバイバル新聞に書いた記事の再録である。この事件は戦後ニッポンの病理の象徴であったと思える。
傍観者の病理
今般、中国瀋陽の日本総領事館に五名の北朝鮮の亡命希望者が逃げ込もうとした際、中国側警官が治外法権であるべき敷地内に侵入し、五名を捕縛する事件が起きた。日本側職員は呆然とただ見ているだけであった。
北朝鮮のテポドンミサイルが日本の領空を横切った事件や、北朝鮮による拉致問題なども未解決のままである。これらの事件を見るたびに、つくづく日本は主権国家ではないことを認めざるを得ない。自国の主権の及ぶ領域において、相手方のやりたい放題を許している。何という体たらく・・・。
翻って国内でも政治家、企業、学校、病院、そしてキリスト教界においてすら、種々の情けない問題が起きているが、そこには当事者能力を失った、というよりは放棄した形での「傍観者の病理」が蔓延している。その本質はあなた任せの「受動性」である。
サタンの侵略方法
霊的領域では「受動性」は致命傷となる。神のかたちに造られた人間が罪によってその栄光を失って以来、サタンは人間の主権を侵害し続けている。私たちはすでに闇の支配から御子の支配に移された存在であるが(コロサイ一・13)、神の子としてのアイデンティティが脆弱であるために、主権と権威を行使しないでサタンの侵略を許している人々があまりにも多い。そしてサタンの罪定めや中傷に身を任せ、その脅しの「声」に怯えている。これらの人々の特徴はやはり「受動性」である。
カルト化の病理
彼らは自らの意志決定と主権の行使を放棄し、治外法権であるべき霊的領地内に敵の侵入を許し、呆然と立ち尽くしている。時には霊的な「声」ではなく、牧師や”預言者”の言葉を、御言葉や内的証しと照合することなく、無防備に受け入れ偽りに束縛されている。例えば「○○新聞は読まない方がよい」とか「□□師の教えは危険である」といった暗示的示唆を自ら吟味することもなく真に受ける人々は、自らの有する神の子としての主権を自ら放棄していると言える。パウロの言葉すら主体的に聖書と照合したベレヤ人に倣うべきである(使徒十七・11)。
今日看板は”正統”であっても少なからぬ教会がカルト化しているが、その初期の兆候に情報のコントロールがある。「ハリポタ論考」でも触れたが「認知的不協和の理論」を提唱したフェスティンガーは、カルトの方法として、行動の統制、思想の統制、情緒の統制をあげ、さらにハッサンは情報の統制をあげている。マインドコントロールの方法の基礎理論である。この際情報の統制に成功すれば残りの要素を統制することはきわめて容易である。たとえ”正統な教会”であっても何らかの形で情報の統制があれば、遅かれ早かれカルト化するのは明らかである。
こうして「受動性」を作り上げ、行動、思想、情緒を統制し、自ら責任ある自立した信徒としての霊的アイデンティティを脆弱にし、ついには主権を放棄させるに至る。これがカルトの方法である。
初期攻撃警戒網の確立
サタンのイニシャル・アタックは、今回の中国警官のように、不法かつ強引に敷地内に侵入し、私たちの霊的城壁に穴を開けることである。仮にその侵入が軽微なものであっても、それを許した事実は更に敵に付け込ませるスキと立場を与え、穴は徐々に広げられ、気づいたときには修復が困難になる。敵の軽微な違反と攻撃―イニシャル・アタック―を警戒し、主の血によって確実に阻止すること、これが霊的な戦場における要諦である。
加えて現在の日本の教界にあっては、神の御前における単独者としての自立した信仰者のアイデンティティと主権を回復することが急務である。神はつねに「あなたは」とニ人称で問いかける方なのである(ヨハネ二十一・22)。
今日のニッポンはGHQの仕掛けたWGIP(War Guilty Information Program)により、自責感を植え込まれ、自律して意思決定する姿勢を奪われている。すべての領域において「あなた任せ」の状況である。最近、ようやく国防費を増額する決定をしたが、それも増税によると[1]なぜ国債を出せないのか、これはGHQの仕掛けた「財政法」による縛りのためである。これについてはこちらを参照。。また仕入れる兵器もどうも賞味期限切れのシロモノのようでもある。
ちなみにかつての太平洋戦争はアメリカやイギリスの仕掛けに乗せられたものであって、東京裁判は事後法に基づき、管轄権なども無視した不当な裁判であったことが、すでにパール判事の判決をはじめ、多方面の証言から明らかになりつつある。
例えば、太平洋艦隊司令官セオボルト少将は、真珠湾は日本に最初の一発を打たせるためのオトリだった、とその著書で証言している。ルーズベルトはその前にすでに秘密命令で戦争司令を発令していたのだ[2]ルーズベルトはガリガリの社会主義者にして、人種差別主義者であった。。また東京裁判の法源である「極東国際軍事裁判所設立に関する特別宣言」を出したマッカーサー自身が、日本が戦争に突入した目的は、主として安全保障(security)の必要に迫られてのことでした。と証言している。
さて、様々な分野が食い荒らされているこの国ではあるが、このビデオはかなり衝撃的だ。自分自身、無知というか無関心だった領域だが、食料は国防の根幹であるにもかかわらず、国はこの分野を保護し育てる気はないらしい。食料自給率はすでにカロリーベースで38%だ。この現場の声が政府に届くのか?
その政府の長岸田は、インフレ率以上の賃上げをお願いしたいと。まことに高橋氏の苦言の通りである。
主体性、つまり主権国家としての体をなしていないのだ。以前より私は、日本は米の超長期的対日策(オレンジ計画とも言われる)により、<開国=政治的去勢>、<原爆=軍事的去勢>、<バブル崩壊=経済的去勢>、<原発事故=倫理的去勢>を受け、エディプス葛藤において挫折している故に、精神病理的に診て自立はできないと言っている。今回のコロナ騒動もその兆候の顕著な現れであるが、22年度の新生児数は80万を切る予測もある。
白人主導の世界の動きはノアの予言の成就とも言える。すなわちヤペテ(白人種の祖)はハム(黒人種の祖)を奴隷として、セム(黄色人種の祖)の天幕の覆いのもとでその領地を広げ、繁栄するのだ(Gen 9:27)。日本人はこの予言に挑戦しているとも言える。
ともあれ、この国が復活するためには、目先はまず経済の立て直しだ。そのためにはマネーの本質の理解を得る必要がある。今の国債は借金だ、財政破綻する、子孫にツケを残すなというPB黒字真理教の呪縛から解かれる必要があるのだ。そして本質的にはWW2の真実を知ること、GHQによるWGIPの刷り込み(罪責感)から解かれることが先決である。サタンの手法は人をして罪意識を持たせること、それにより人は無力化され、受動性に陥り、あなた任せ、アパシー状態に幽閉される。これはニッポン社会と合わせ鏡であるニッポンキキリスト界において顕著に観られる兆候である。

結局はプラトンが言う通り、リアリティーとの接点であるマインドが「リアリティー(=リアリティーのパーセプション)」を作り出す。マインドを変えれば、その「リアリティー」も変えることができる。すると意思決定も変わる、結果もついてくるのだ。スピリチュアルにもソーシャルにも、マインドのトランスフォーメーションがカギである。
References[+]
↑1 | なぜ国債を出せないのか、これはGHQの仕掛けた「財政法」による縛りのためである。これについてはこちらを参照。 |
---|---|
↑2 | ルーズベルトはガリガリの社会主義者にして、人種差別主義者であった。 |

- 引用聖句:Rom 4:11;Esther 8:8;Heb 1:3;11:3;2Cor 4:17 etc.
- 次回:2023年1月15日(日)
- 場所:NATULACK石川町元町店3F
- 時間:13:00-16:30
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これは興奮しますね、昨年のノーベル賞のテーマ、ベル方程式の破れ。それは局所的実在性というより、実在性そのものが壊れていることの証明であるとHotta先生。
一方で、素粒子物理学の加速器実験では、10のマイナス18乗メートル程度の微小な世界でも、局所性を保つ相対論的場の理論で正確に記述されていることが、既に知られています。したがってフェアな実証科学的立場をとるのならば、ベル不等式の破れは、局所性ではなく実在性が壊れていることを意味します。
— Masahiro Hotta (@hottaqu) January 6, 2023
では、なぜ宇宙は、またわれわれは”存在”するのか。聖書的に言えば、世界(アイオン)がYHWHエロヒムのレーマによりフレーム化されたように、現在も御子のレーマによって支えられているのだ。
彼(御子)は神の栄光の反映(流出)、〔神の〕実体の刻印であり、その力ある言葉(レーマ)によって万物を担っており・・・。-Heb 1:3(岩波訳)
つまりYHWHエロヒムのレーマの流出と反響がこの宇宙を成り立たせている根源である。それはYHWHエロヒムのバイブレーション。
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌 もろもろの天は神の栄光をあらわし、大空はみ手のわざをしめす。
この日はかの日に語りつたえ、この夜は知識をかの夜につげる。
話すことなく、語ることなく、その声も聞えないのに、その響き(=バイブレーション)は全地にあまねく、その言葉(=ミレー)は世界のはてにまで及ぶ。神は日のために幕屋を天に設けられた。-Ps 19:1-4
この宇宙には五感では知覚されずとも”何か”が満ちており、伝搬している。つまりYHWHエロヒムの弦の振動としてのマトリックスなのだ。それと感応して、受信すること。そして語り出すこと。これがフォティーゾである。それはうちなるいのちを与える霊となられたキリストを知ることである。
それは彼らの心が励まされ、愛において一つに結び合わされ、満ち溢れるばかりの、まったく欠けるところのない豊洞察に、神の奥儀の認識に、〔すなわち〕キリストの〔認識〕に至るように〔と願ってのことである〕。この方の中に知恵と知識のすべての宝隠されている。・・・キリストの内に〔こそ〕、神性のまったき充満が形態化して宿っており、あなたがたはキリスト-すなわちあらゆる支配と権勢の頭-にあって満々と満たされているのだから。・・・体全体はこの頭によりもろもろの関節と靭帯を通じて支えられ、一つに結び合わされ、神の成長を成長するのである。-Col 2:2-19(岩波訳)
その時、あなたはソレをゲットする! 2023年、あなたの思いが形になって現出する年である。


信(ピスティス)によって、この世(アイオン)が神の言葉(レーマ)によって造られたこと(フレーム化)、したがって見えるものは知覚しうるものから生じているのではないことを、私たちは理解している。-Heb 11:3(岩波訳、一部改)