もろもろ・・・
- 2008/06/12 07:28
- Category: 未分類
今朝は雨で走れず・・・。
映画評論家の水野春郎氏が死去（→記事）。この人とは昔、営業で大阪に行った帰り、新幹線のグリーン席でご一緒したことがある。その時の印象は、ホームでラジカセをぶら下げて私の前に並んでいたのだが、実に礼儀正しかったこと。戦前の人の律儀さがひしひしと伝わってきたことをはっきりと覚えている。
グリーンに乗ると実にいろいろな面々に遭遇する。舎弟を周りにはべらせた北島三郎氏、東京に着くとホームにはまた舎弟風の人々がいて、「ご苦労さまでしたっ！」と（ややこわかった）。若い女性を伴った衣笠氏とウィッキーさん。ウィッキーさんは修学旅行の女子高生が写真を撮ったら怒っていた（まあ、当然だろう）。水野さんはいわゆる芸能界の人と言う感じではなく、職人みたいでしたね。「いやあ、映画ってほんとにイイもんですね」にはまったく100％同意。ご冥福を。
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アキバ事件の犯人はやはりオタクで、「ロリコン、スピード狂 携帯片手に２ちゃん書き込み『２Ｄしか興味ない』」なる横顔が（→記事）。彼の掲示板の書き込みを分析した臨床心理士が（→サイト）、自己愛が強過ぎて自らを自己愛カプセルに閉じ込め、リアルでの女性関係が築けず、一方で幼児的全能感を抱き、それがために現実とのギャップに耐え切れず、掲示板で発散していたものの、結局は自分に関心を寄せないギャラリーに対して爆発したと分析している（→記事）。
だいたい私の見解と同じですね。「2ちゃんねる」あたりにはまる連中の特質として、幼児的全能感を持っていること、自己内世界にカプセル化していることは前にも指摘しているが、これがアキバ系オタクのすべてではないだろうが、ある意味典型的病理標本と言えるだろう（→存在の薄い自己の病理、粘着の精神病理①、②）。
この「2ちゃんねる」なる場が実は西村博之の人格の拡大であり、ある意味、参加者も、低モラル・アナーキー的・権威の否定・おちゃらかし的性質を帯びた彼の世界に飲み込まれる。そこでは一種の変性意識状態になり、罪悪感に対する閾値が下する。すべてを冗談めかして、「2ちゃんねるなどはタンツボだ」として、自らは必死に書き込む倒錯。かくして恨みを抱くと報復の場としてスレを立てる。私もローカルチャーチとクリスチャン・トゥデイ関係者（及びその他）に粘着されているが、いわゆるクリスチャンと称する人々が西村博之の世界―ある意味それはきわめてサタン的な闇の世界―に飲み込まれていることに、ニッポンキリスト教の現状と将来を見ることができる。サタンは実に巧みなツールを得て、社会と教界を内部からじわじわと、しかし着実に崩壊へと向かわせている。
海外でも注目されています（→記事）。
追記1：加藤容疑者は１日に200回、5月中旬以降だけでも5,000件のカキコミをしていたようだ（→記事）。一方で生身の人間との交流を願いつつ、他方で「生の女は要らない」として、ロリ系のアニメなどに入れ込んでいる、職場を点々とする孤独な25歳の派遣社員・・・。現在、就業者の約1/3が派遣で、年収300万未満が1,000万人。先の見えない不安と焦燥感、孤立する自分、しかし時は非情にも過ぎ去っていく。誰にも相手にされず、ついに犯罪予告をして人々の注意を引こうとするも、結局誰も止めてくれなかった。絶望的な自己疎外感。ある意味哀れを覚える。[19：11記]
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福田首相は憲政史上初の問責決議を受けたとか。小泉氏は「何の意味もない」と、いつもどおり。森氏によると首相は内閣改造の意志はないらしい。しかし野党側も何となく気の抜けたビールのようだ・・・。小泉氏は演出が巧みだったが、どうも小沢さんは下手。しかし福田さんも被害者意識が強そうです（→記事）。まあ国会にトラックで突っ込むことはないでしょうが・・・。
追記2：実は本日は休講日。午前はLinuxのディストゥリビューションのひとつであるFEDORA8と格闘。Windowsの素人志向に対して、LinuxはUnix系だけあって、設定などが玄人的。しかしMS-DOSで育った私的には、あえて困難を征服したい、とそそられるのだ。午後は温泉Spa Libur YOKOHAMA。休みの時はついここに長居する。風呂から出て昔懐かしいコーヒー牛乳を手を腰に置いて一気に飲み干すのが楽しみ。加えて今日は普段抑えている甘い物を思いのままに食べ、かなりの満足。たまには外さないと・・・。で、PCのiTunesから流れる曲もDiana Krall、iPodからもDiana Krall。完全にはまっている次第。[19：17記]