嗚呼、アメリカ！
- 2008/06/27 22:11
- Category: 社会
ついに20年以上継続した北朝鮮のテロ支援国家指定解除。あの煙突を破壊してパフォーマンスを演じた。ブッシュの任期切れまでの思惑と、金氏の目論見が合致した。しかし彼はしたたかだ。その狭間で拉致被害者家族は翻弄される。石原新太郎氏は「弱腰外交だ」と怒っていたが、福田さんはニコニコと容認らしい。ちなみにマケインは反対、オバマは慎重とか。
一方でオイルが140㌦/バレルを一時突破。7月にはリッター180円も。やっぱり200円は覚悟する必要があるかも。株は暴落、物価は高騰。全世界で1京5千兆円のモンスター・マネーが獲物を求めてのたうち回っているわけ。すでにデリバティブの基礎である「ブラック・ショールズ方程式」も通じない。事実、ロシア通貨危機が外乱要因となり（モデルの内性変数として考慮されていない要因）、LTCMはショートポジション（ウリ）にあった米国債が暴騰し、経済学ノーベル賞受賞者を二名抱えていたにも関わらず、あえなく破綻。簡単に言えば、力任せのマネーの暴力。FRBは利下げを留保したが、すでに実際は制御不能。
・・・神の裁きの御手は確実にアメリカの上にあろう。