cont.
- 2009/03/04 20:29
- Category: 日記
金沢では江戸時代のセットに入ったような錯覚を感じさせる東茶屋街を散策。下は18歳から上はその3倍の芸妓さんが47名ほどお座敷を勤めている。厳しい修行と作法で、客も一見さんはお断り。しかもここでは財布をちらつかせるのは無作法、年に2回(盆・暮れ)の請求書払い。もし当人が支払いを怠ると紹介人さんが立て替える仕組み。粋な世界なのだ。トテチトシャンと三味の音が聞こえてくるような何ともイイ雰囲気の街並み。まだ日本が残っていると感動を覚える。お茶屋さんのお女中たちも凛とした風情がある。私もいなせな旦那さまとして、ぜひこの世界に遊んでみたい。
そして加賀百万石の元庭園、兼六園。水戸の偕楽園、岡山の後楽園と並ぶ日本名庭園。10万740㎡の敷地に六勝を誇るゆえに兼六と称する。六勝とは、宏大(こうだい)、幽邃(ゆうすい)、人力(じんりょく)、蒼古(そうこ)、水泉(すいせん)、眺望(ちょうぼう)。宋の『洛陽名園記(らくようめいえんき)』にある「洛人云う園圃(えんぽ)の勝、相兼ぬる能わざるは六宏大を務るは幽邃少なし、人力勝るは蒼古少なし水泉多きは眺望難し、此の六を兼ねるは惟湖園のみ」との記事に由来。梅が満開に差し掛かりつつあり、小雨のぱらつく中、しっとりと濡れた苔むす庭園の蒼さと対照的なその桃色が実に風情があった。江戸時代の大名はこういった世界を造りまた保存したわけで、その日本の味わいや実に好し。
(陰の声:しかしこうして見るとわが三ッ池公園もけっこういけてるかも知れないなぁ、辛い花粉症の時期をやり過ごせば、いよいよ桜の季節、楽しみだ)
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で、一挙に生臭い話しへと。どうも小沢さんは刺されてしまいました。前に小沢さんは致命的弱みを握られているかもと書きましたが、どうもです。カネを無心に来日した作り笑顔のクリントンとの会見を拒否したことも関係しているかもですね。反米を露わにして、相手をシゲキしてしまったのです。私は前から一度はやらせたかったのですが、このまま突っ走ることができるかどうか。
追記:小沢氏への献金は毎年2,500万づつ、3億にのぼるとか(→記事)。ただしこういったリークされる"事実"は警察や検察の世論誘導を狙った意図があることも事実(特に国策事件では)。よくよく注意して(と言っても私達には何もできないのだ)、この手の報道を受け止める必要がある。