カイザルのものは・・・
- 2009/03/16 20:04
- Category: 日記
今年は嫌な予感がしていたため、ついに申告書提出期限の最終日になってしまった。朝から嫌々作成して、まずはプールとサウナへ。これがまたおばちゃんたちばっかり。サウナで話の花が咲くのだが、オレオレ詐欺がけっこう来ているらしい。友達にも被害にあったのがいるとか、あたしは金がないから～とか、まあ、実に元気だ。
そして税務署へ。昨年は還付があったので、2月1日にるんるんと提出したのだが、今年は扶養家族が減ったし、収入は増えていると言うわけで、やはり・・・。源泉徴収だけでは足らずに、追加納付となってしまった。身銭を切るのはやはりイタイわけで。魚釣りに行こうかと思ったほど（分かりますよね＾＾）。
で、提出会場に並んでいると、私の前のおばあちゃん（80代位か）の申告書がチラッと見えてしまった。いやはや、驚いた・・・。収入が公的年金のところだけ。そしてその額、なんと541万円!?東京都の50％以上の世帯収入が500万円未満、300万円未満の人々が1,200万人いるこのご時世に・・・。
しかも、そのおばあちゃん、やたらと態度がでかくて、税務職員に片っ端から声をかけて、水飲み場はどこだとか、便所に連れて行けとか、納付場の行列を何とかしろとか、ぶつぶつと。税務署の職員は卑屈なまでに平身低頭。ここまでしなくてもと思うのだが。
ちなみにニッポンの個人資産は1,500兆円あるらしいが、その6-7割がお年寄りのもの。オレオレ詐欺の被害額は年間300億。懐が暖かく、元気なのは、いずこもおばちゃんたち。これが歪なニッポンの現状なのだ。
昨晩、東京裁判において文官として唯一A級戦犯として絞首刑になった広田弘毅を描いた城山三郎の『落日燃ゆ』が放映された。キャストが前の『華麗なる一族』の万俵家を彷彿としてしまったが、ストーリーは事実に基づく。