Utility

Calendar

< 2008.1 >
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
- - - - - - -

WORLD CLOCK

COUNTER

    Access.....
    Yesterday......
    Today.............

KF_SITE

FOR MEMBERS

KF_PODCAST

YOUTUBE ARCHIVE

OUR WORSHIP

TWITTER UPDATE

INSTAGRAM UPDATE

PRAY FOR ISRAEL

KINGDOM FAITH(UK)

NEW LIFE CHURCH(UK)

QRcode

BIBLE SEARCH

Entry Search

Recent Entry

Recent Comment

未承認
2017/08/07 18:42 未承認
Re:聖書をキリスト教から解放せよ!
2015/04/22 09:49 菊千代
Re:「当たり前」が崩れる時代
2015/04/20 07:42 Luke
Re:出版への状況
2015/04/20 07:41 Luke
Re:出版への状況
2015/04/19 21:55 toshi

Recent Trackback

PJ 高橋清隆氏の記事が出ていました。
2008/06/25 20:45 AAA植草一秀氏を応援するブログAAA
負のレガシー
2008/06/18 16:03 リチャードの日記
キリスト者とインターネット
2008/06/18 09:21 キリスト教 プロテスタント 聖書 信仰
キリスト者とインターネット
2008/06/18 09:12 キリスト教 プロテスタント 聖書 信仰
産声を上げたKFC、、、、、
2008/05/05 12:10 thelongstreamingully

タグ一覧

Link

Entry

トップ > 2008年01月08日

「危険運転致死傷罪」って何?

子供さんを3人亡くした大上さんの事故裁判で、何と同罪が適用されないとのこと!?今林被告人は現場を逃走し、水を飲んで血中アルコール濃度を薄めたため、物証としては酒気帯び運転レベルだったようだ。25年の求刑に対して7年半の判決。何とも無念だ。

それにしても、そもそもこの罪の構成要件が、①酩酊して正常な運転ができないこと、②そのことを本人が自覚していること、だと・・・。何ともお粗末な法律だ。ちょうど精神保健福祉法で言えば、措置入院(他害自傷の危険がある場合の患者本人の意思によらない入院)の要件が、指定医2名の診断によるわけだが、もしこれに「本人が自分がビョウキである事を自覚していること」とかをプラスしたら目も当てられない。病識の欠如のために危険性があるから強制的に入院させるのだから。これとまったく同じミスを犯しているわけ。

今回の判例で、酩酊運転して事故を起こしても、一旦逃げてアルコールを抜いてから出頭することのメリットを証明してしまったようなもの。法律の立法主旨と運用技術が乖離した、あまりにもお粗末な法律ではある。病気の人に殺されても、犯人が心身喪失となれば無罪。それと同様の事態が酩酊運転においても起きるわけで、何ともヤラレ損となるだけだ。この辺にもニッポンの倒錯症状が出ていると感じられる次第。

続医療の崩壊

昨日スーパードクターたちがニッポンの医療について政治家たちと議論する番組があった。脳外科の"神の手"を持つ福島先生、同じく川上先生、さらに心臓外科の南淵先生。彼らが言うにはニッポンの医療はすでに崩壊寸前であると。政府は医療費削減で病院経営はもう立ち行かない瀬戸際に来ている。医療費の対GNP比は諸外国の10%以上に比べて、ニッポンはわずか8%で先進国の中でも最低。かつてサッチャー政権の下で英国の医療が崩壊した時期があったが、それと同じモードに入っている・・・。

と言った主張を臨床の現場からするのだが、政治家たちの危機意識の乏しいこと。議論がまったく宙に浮いている。ここでも何度も指摘しているが、医師の"高収入"を羨み(実はそんなに高収入ではない!勤務医ならせいぜい一千数百万程度)、医療ミスを民事で訴えること、さらには刑事告訴までし、逮捕者まで出ている昨今。ここでも"正義"のはき違いをした大衆は自らその刈り取りをするだけなのだ。最近でも事故で重傷を負った人が9箇所の救急病院に受け入れを拒否され死亡した。それは医師や病院の責任?違うでしょう。誰もリスクのある者に関わりたくないもの。これは教会でも同じだと前にも指摘した。妄想を持ったり、"声"を聴いたり、逆恨みをするような人物には、彼らに適したそれなりの場に行ってもらいたいのだ。

かくしてここでも専門家を引きずり下ろして、フラット化する力が働く。その中で現場の医師は必死に耐え忍んでいる。が、すでに臨界点に来ているのだ。英国でも収入を減らされ、激務を要求され、果ては裁判に引きずり出された医師たちが士気を失い、医療は崩壊した。果たしてニッポンはこの事態から守られるのであろうか?最も本質的には医師という立場や収入に対する大衆の嫉妬や妬みが潜んでいるのだ。愚かなものだ、大衆は。

専門家を専門家としてしかるべく遇すること。ここでも「籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人」の原則を無視することはできない。今のニッポンはみんなで平等に草鞋を作る大衆を生み出しているだけなのだ。かつての中国での文化大革命を見てみよ。毛のスローガンで扇動された愚かな大衆が医師や学者や教師を糾弾し、彼らを粛清した後に残った社会を思い出してみよ。幼児的幻想に生きている大衆よ、そして彼らに媚びる政治家たちよ、そろそろ目を覚ますべき時でしょう、手遅れにならないうちに!

Access: /Yesterday: /Today: