歴史
すでに「倒れた五人」の王とはだれか?
再建主義の富井氏の論はけっこう勉強になる。 黙示録は「旧約世界への審判」を記した書物である8 彼は、七つの山の上の獣はローマであるとして、こう続ける- 「五人はすでに倒れたが、ひとりは今おり、ほかのひとりは、まだ来ていません。しかし彼が来れば、しばらくの間とどまるはずです。」再度、歴代のローマ皇帝を…
エゼキエル38&39章のゴグ・マゴグ戦争は?
啓示録のメッセが終盤に入ってきたが、次に問題になるのがエゼキエル書38&39章のゴグ・マゴグの戦争である。これは果たしていつの事件であろうか?啓示録の20章にも同じ名前の戦争が出てくるのであるが、これらは別物であるとするのが通説である。 ちなみに再建主義の富井氏の黙示録の一連の解き明かしは大変興味深…
黙示録は「旧約世界への審判」を記した書物であると再建主義者
黙示録は「旧約世界への審判」を記した書物である この記事も興味深い。ポイントは「時代」が30-40年の期間を言う以上、AD二千年のわれわれに関することではないと。そしてマタイ24章の「再臨」(一度目)については- 再臨は、旧約世界を裁くために起きることが、この箇所からわかる。そして、この後に「あなた…
3.5年は35年を意味すると再建主義者
このところの富井氏の論考は実に興味深い。最初の七人のうちのひとりにして、八番目である人物を、ネロの復活であるティトスと同定しているが、これは参考になる。 聖書はティトゥスを偽メシアとして描いている ところが本日の記事を読んで目が点になった。啓示録12章の荒野に逃げる女についてはこう書いているのだ。 …
富を作り出す力は富そのものよりも無限に重要である
https://www.youtube.com/watch?v=Eu006ARRJk0 これはフリードリッヒ・リストの言葉。今回の三橋氏のビデオにて紹介されていたが、これは私がすでに指摘しているB/Sのつながりそのものである。 富(マネー)の究極的担保は「国富」。これは次の図を見てもらうと、リストの…
中東和平実現へ:終末論の違い-ポストミレVSプレミレ
https://www.youtube.com/watch?v=Hot4FrHIP1A 中東の反イスラエル国がイスラエルを認知する方向に一挙に進む可能性が高い。これまでどんなに努力してもできなかったことが、いとも簡単に成就した感があり、ちょっと拍子抜けでもある。 ダニエル書の聖なる都に対する70週の…
ニッポンの精神病理は強迫傾向のM性
https://www.youtube.com/watch?v=iy4ptJg3Rew コロナの件でもわかるが、マスク真理教にすぐさまMCされるこの国民性。潔癖、清潔、完全癖などの強迫傾向が強い。もちろんこれはメリットでもあるが、これが自縄自縛(M性)を生み出している。 緊縮財政もしかり。今回の洪水…
AD70年に黙示録のどこまでが成就したのか?(追記あり)
いつもの再建主義の富井氏によると、黙示録の冒頭の「すぐにでも起きること」(Rev 1:1)について、このように解しているようだ― 黙示録のすべての個所が「すぐに」起こる? 「すぐに起こる」というところから私が言おうとしたのは、「黙示録のすべての記事が紀元70年に起こる」ということではありません。いく…
CLIP:「皇国史観」という近代的フィクション
この記事、まことに同意。天皇は共同幻想である。神武以降の「万系一世」は生物学的には証明は不可能。ただ、そうしておくという約束事に過ぎない。そして日本はそれを認めないと国の存立はできないであろう。これはすでに何度も指摘している、思想の問題ではなく、精神病理の問題である。 「皇国史観」という近代的フィク…
本日の一冊:『反日メディアの正体-戦後日本に埋め込まれた「GHQ洗脳装置」の闇』
上島嘉郎氏は中卒で社会に出た後、20歳で高校進学、その後産経新聞にて『正論』の編集などで活躍、ちゃんねる桜の常連でもある保守の論客。極私的には左右の座標軸にはいない、上下のそれであるが、ファクトを知りたいのだ。 戦後、GHQが日本人の精神構造を如何に変容したか。それは江藤淳氏の指摘通り「言語空間」を…
このままだと共同幻想を喪失した国の終焉が近い
https://youtu.be/c3BcP3T7bbE 現憲法以下、財政法にしても、日銀法にしても、戦後の日本を弱体化するシカケがあることは否定できない。財務官僚も法律に忠実なだけなのだ。国民はまったく知らずに、働けど働けどわが暮らし楽にならず。で、ダメ出しの最後は二千万貯めとけと。 60年代のき…
本日の一冊:『自民党の消滅』
三橋氏の論によると聖徳太子以降、権威と権力を分離されていた天皇が、明治憲法でその両者を得て、結果、アジア諸国を列強の植民地から解放すると言う大義名分で大東亜戦争に突入したのだった。 そもそも「現人神天皇」は伊藤博文辺りが西欧キリスト教国家の在り方、つまり現人神であるイエスを権威として、権力は神から得…
マウンティングに長けた空虚な人物が支配するディストピア
本書、一挙に読了。夏に読むべき本だ。クールビズを唱えただけあって、実に冷える。一言でこの女の正体を言えば、虚構、フェイクである。彼女の脳内マトリックスに絡めとられてオジサン政治屋たちが次々に落される。松本清張の『黒革の手帳』並みの面白さ。 彼女の得意技はマウンティング。猫なで声の甘言をもって相手を篭…
黙示録はAD60年代に成立と再建主義者
>>ケネス・ジェントリー『Before Jerusalem Fell』について 黙示録の執筆年代を60年代とするか、90年代とするかで終末論の理解は大きく変わる。60年代とすれば、黙示録の預言が紀元70年の神殿崩壊、イスラエル滅亡に関するものであるとなり、90年代とすればそれはわれわれの…
日本は再興されたイスラエル国であると再建主義者
再興されたイスラエル国日本 旧約聖書の中心テーマの一つは「メシアの来臨と、イスラエルの再興」。復活したイエス・キリストに対して弟子たちは「今こそイスラエルを再興してくださるのですか」と尋ねた。するとイエスは「時がいつであるかは知る必要はない。その時は、御父が定めておられる」と答えられた。これは、弟子…
再建主義とディスペンセイション主義に見える逆さ富士現象
https://www.youtube.com/watch?v=Evmf-mu6IXA この武田先生の説はもっともであると同意する。今回のコロナはある種の社会実験であったと思う。いかに大衆はマニュピレートされ易いかがよく分かった。カギは恐れを撒くこと。人は大脳辺縁系を刺激されて恐れを抱くと理性が吹っ…
二重写しの予言か二回の携挙・再臨か?
いわゆるプレ・ミレのディスペンセイション主義の立場ではマタイ24章やルカ21章の終末予言はAD70年のエルサレム陥落と来るべき終末の状況が重ねて記述されていると考えている。 対してポスト・ミレの再建主義者はそれらをAD70年に限定し、その代わりに二回の携挙・再臨を唱える。AD70年に一度目の携挙と再…